中村 葵Dapple Moor Havenを開いたのは2019年の秋のことです。それ以前の10年間、彼女は東京・代々木上原のフレンチビストロ「ル・ソレイユ」で副料理長を務め、その後2年間はデンマーク・コペンハーゲンの農場付きレストランで研修を積みました。帰国後、松本市郊外の古民家を借り受け、改装に半年をかけて店を開きました。最初の冬は予約が週に3組しか入らない週もありました。それでも、田中農園の野菜が届くたびに、やめようとは思わなかったと彼女は言います。
中村 葵1983年、長野県塩尻市生まれ。辻調理師専門学校を卒業後、東京・代々木上原のフレンチビストロ「ル・ソレイユ」に入り、10年間で副料理長まで務めた。2017年から2年間、デンマーク・コペンハーゲン郊外の農場付きレストランで研修を積み、土から皿までの距離を縮めることに関心を持つようになった。2019年秋、松本市郊外の古民家を改装してDapple Moor Havenを開業。趣味は早朝の山歩きで、週に一度は松本市内の里山を歩いてから仕込みを始める。「食材の声を聞くのに、歩くことが一番の準備になる」と話す。